ライターからデザイナー、秘書まで!いま注目される在宅ワークという働き方

会社へ行くことだけが全てではない!?

最近よく耳にする「在宅ワーク」。その名の通り、会社へ出勤せず、主に自宅を仕事場として仕事をすることを言いますが、実はこの在宅ワークにも職種が増えているようなのです。
可能性は広がっているものの、まだまだ少数派で収入も不安定な在宅ワークという働き方。
そんな在宅ワークがいま増えているのはなぜなのでしょうか。
また、どんな職種があるのでしょうか。

多様化する在宅ワーク

ひと昔前までは「在宅ワーク」という言葉すらなく、自宅でする仕事というと、1件1円に満たないような内職がほとんどだったように思います。
しかし、最近では「在宅ワーク」や「クラウドワーカー」という言葉が少しずつ普及しはじめ、職種も部品の組み立てといった限られたものから、ライターやカメラマン、秘書まで多様化しています。
また、こういった職種以外にもインターネットでハンドメイドアクセサリーを販売するデザイナーや、フリマアプリを使用して洋服や靴などを売るというのも一種の在宅ワークです。
働く時間が自由に選べることや、通勤時間を考えなくて良いというメリットもある反面、やはりまだまだ不安定な働き方というイメージが強い在宅ワーク。
それでもここまで職種が増え、専用の仕事斡旋サイトまでできるのはなぜなのでしょうか。

在宅ワークが選ばれる理由

近年、結婚や出産を経ても仕事を続ける女性が増えたほか、自身で起業をする人も増えています。
やる気次第で働き続けることが可能な社会になってきたとはいえ、やはりまだまだ仕事の中心機能は都心に集中していたり、全ての人に平等な条件が与えられているとは言い切れません。
能力はあってもそれを活かすチャンスが都心部にしかなく、なんらかの事情で今住んでいるところを離れることができない。
また、仕事を続けたい気持ちはあっても保育園に子供を預けられない、ご主人の海外転勤で会社勤めができないなど様々な理由があるかと思います。
そういった環境でも、在宅ワークならば時間と場所にとらわれず、職種によってはパソコンひとつで日本はもちろん、海外にいても働くことができるのです。
さらに、本人のやる気次第で収入アップも期待できるのが在宅ワークのメリットでもあります。
それでは、実際に在宅ワークの収入はどうなのでしょうか。

‎在宅ワークの収入は!?会社員との違いは

副業から専属、お小遣い稼ぎまで様々な状況を抱えた人がいる在宅ワーク。
時間も場所も自由に仕事ができるという大きなメリットがある一方、収入が不安定といったデメリットもあります。
実際に在宅ワークで会社員時代よりも多くの収入を得ているという人も一部いる一方、70%以上もの人は会社員時代よりも収入が減ったと答えているデータがあるようです。
これは、お金以外の価値を仕事に求める人が増えてきたと考えられます。
実際に、私自身も在宅でライターという仕事をしています。
初めは会社員と並行しながらでしたが、産休中である現在はいったんライターの仕事に専念しています。
確かに、現在ライターの仕事としていただいているお金は会社勤めをしていた時よりは少ないですが、私がこの仕事を選んだのはお金だけではありません。
次に、私が在宅ワークという仕事にたどり着いた経緯をお伝えしたいと思います。

私が在宅ワークという仕事を選んだ理由

現在、私は結婚7年目、0歳の女の子がいる3人家族です。
私が在宅ワークを選んだきっかけは妊娠でした。
我が家はいわゆる転勤族のため、およそ3年に1回の周期で全国への転勤があります。
大学卒業後、私は地元である大阪で就職し、結婚を機に東京へ異動という形をとらせてもらいました。
その後、東京で4年間、大阪で働いていたときと同様、ホテルの広報として働き、仙台への転勤を機にホテルは退職しました。
そして、仙台で新たに人材派遣会社に勤務し、約2年半が経った頃、妊娠を機にその後の自分のキャリアを真剣に考えるようになったのです。
転勤族である以上、正社員で働き続けることは難しいと思っていたものの、専業主婦という選択肢は考えられなかったため、なんとかして働き続けたいと思ったのです。
しかし、3年に1回の転勤があり、まして幼い子供がいるとなれば、なおさらその場その場での就職は難しいと痛感しました。
ましてや転勤先は全国どこになるか分からない。都内など都心部であれば仕事の数も多いため、何とかなるのではないかとも思いましたが、全国47都道府県の可能性がある以上、最悪(というとその地域に対して少し語弊があるかもしれませんが・・・)のケースを想定して、事前に対策をとっておきたいと思いました。
そこで、産休に入る1ヵ月前から在宅でライターという仕事をはじめ、会社勤めをしながら、産前休暇中、産後子供が産まれてから・・・とそれぞれの状況でどれだけの数を執筆することができるのか、試行錯誤でここまで来ました。
子供が産まれてからは、これまでのように自分のペースだけで執筆するわけにはいきませんので大変な部分もありますが、その分時間の使い方を考えるようになった気がします。
限られた期間、また可愛い我が子のためとはいえ、やはり誰しも子育ては孤独に感じる時があると思います。
そんな時、母として、妻としてだけでなく、ライターという1人の働き人としての世界を持つということは大切だと思うのです。
また、お金をもらっている以上、自分のプライベートは理由にならないという緊張感もモチベーションをあげてくれるのだと思います。

もともと、私は大阪と東京で合計6年間、ホテルで企画・広報の仕事をしていました。
根っからの流行りもの好きな私は、こんなに楽しい仕事があるのだろうかというほど、忙しいながらも充実した毎日を過ごしました。
しかし、転勤を重ねるたびにフルタイムでの仕事を続けることの難しさ、また拘束時間が長かったり不規則になりがちな企画・広報という仕事を続ける大変さを感じるようになりました。
そこで、仙台ではある程度ルーティンワークが中心の仕事に就き、これまでになかった経験をさせてもらいましたが、やはり広報で新商品発表時に行っていたように、文字で何かを伝える仕事に就きたいと思ったのです。
ライターの仕事を始めてからは起きている時間のほとんどを執筆の時間に割くようになりました。
子供が産まれてからは全ての時間をライターとしての活動時間に割くことはできませんが、やはりこの先どこでもいつでもできる仕事を持っているという強みは私に大きな安心感を与えてくれたように思います。
収入こそ会社員時代より減ったものの、やはり何か仕事を持っているという強みはそれまでの全国転勤に対する漠然とした不安を消し去ってくれたのです。
そして、ライターの仕事に時間を割くために、他のことも自然と計画的に進めようと行動できるようになりました。(もちろん、子育てに関してだけは計画通りいかないことばかりですが・・・)
このように、収入ももちろん大切ですが、在宅ワークには収入だけではないメリットがあると思うのです。

まだまだ発展途上。仕事探しの手段として新たに在宅ワークも視野に

いま注目される在宅ワークという働き方、いかがでしたか。
実体験を含めてお伝えしましたが、在宅ワークは収入以外にも働く意欲だったり、人生を真剣に考えるきっかけを与えてくれるものだと私は思います。
自由が効く分、自分自身がしっかりしていなければ中途半端になってしまいます。
その分、頑張り次第でどこまでも伸びしろがあるとも言えますが、私自身ライター活動を続ける上で気をつけていることがあります。
それは、アウトプットだけではなく、インプットも大切にするということ。
自由が効き、自分が頑張れば頑張るだけ稼げる以上、ついつい時間があれば1件でも多くの原稿を執筆したいと思いがちですが、ライターに限らず、働いていく以上、外からの情報を得ることも必要です。
ライターの場合はいま何が流行っているのか、どのようなニュースが取り上げられているのか、常に最新の情報をチェックしておく必要があると思っています。
また、一見ライターの仕事とは関係ないような小説を読むことも、文章の言い回しやボキャブラリーを増やす良い時間だと思っています。

まだまだ世間的に見ると、発展途上である在宅ワークという仕事。
しかし、これまで自身の生活スタイルや環境、住んでいる地域を理由に働くことを諦めていた人たちに新しい可能性を与えてくれるものでもあります。
お仕事を探す際のひとつの選択肢として在宅ワークという働き方も視野に入れ、自身の可能性を広げてみませんか。